グリーフケア

長く関わらせていただいたご利用者様お二方とのお別れがあり、先日訪問させていただきました。

介護をされたご家族とお話する中で、涙ながらにたくさん思い出を語ってくださるうちに、最後には笑顔になっていくお姿が印象的でした。

訪問看護を始めて4年弱。

在宅での終末期のことをたくさんのことを学ばせていただきました。

終末期ケア専門士の資格を取ろうと思ったのも、このご利用者様がきっかけでした。

本当にありがとうございました。

グリーフとは、大切なものを失くした深い悲しみのことです。

ご家族とお話する中で、ケアをさせていただいた私たちも心が整理され癒やされた気がしました。

終末期ケアを学ぶ中でスピリチュアルケアという言葉があります。

スピリチュアルケアは死を前にした人への全人的なケアです。

スピリチュアルケアの中でも、寄り添うということは「冷たい川の中で寒いと震える人のそばへ行き、その冷たさをともに感じ震えることである」。川岸に立って助けを呼ぶ人や、手を伸ばして引っ張ろうとする人ではなく、【冷たい水のなかに入ってそのそばに立つ人である】という言葉が胸に刻まれています。

ご本人様、ご家族に寄り添える看護師になれるよう、これからも精進していきたいと思います。

看護師　打田

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